美容大国で知られる韓国内で、チャンネル登録者数12万人を超える韓国の皮膚科専門医キム・ホンソク先生。
今回は、キム・ホンソク先生の人気動画の1つ、”マスクのせいでニキビが出来た?”についての解説します。
マスク皮膚疾患の研究報告は2003年から!
マスク 肌トラブルの種類
マスクによる肌トラブルを解決する方法
マスク自体による肌トラブルがある?
コロナが始まり、マスクの着用が日常化した現在、マスクによる肌トラブルで悩まれている方も多いかと思います。
そんなトラブルの中でも最も多いのが、ニキビです。
マスクのせいで起きる肌トラブルの原因と、解決方法が知りたい方は、ぜひ最後まで、読んでみてください。
マスクとニキビ
皆さん、マスクちゃんとつけてますよね?
自分と、自分の身の回りの人を守るために必須のマスク。 コロナ19が完全に終わるまでは、不安でマスクを外して歩くことができません。 しかし、最近マスクのせいで皮膚科に来られる患者さんが本当に多いです。 マスクによる皮膚疾患のせいです。 今や必須のマスク、しかし皮膚疾患を引き起こすマスク! マスクを使わないわけにはいかないし、肌のトラブルをただ見ているわけにもいかないし···ㅜㅜ そこで今回は、マスクによる皮膚トラブルについて詳しく解説していきます。
マスクの皮膚疾患の研究報告は2003年から!
2003年にSARSが流行したとき、多くの人がN95マスクを日常的に着用していました。 実は、この時からマスクによる皮膚疾患の報告が上がっていました。 該当研究結果で「密閉力の良いマスクほど、肌にトラブルを起こす確率が高い」ことが報告されましたが、密閉力の高いマスクには、N95、KF94、KF99があります。
多くの方が使っている、KF94は、0.4μm以上の汚染物質を、94%遮断するマスクということを意味します。 特殊な環境で使用するマスクであるだけに、しっかりと密着し、外部の空気を遮断してくれます。 問題は、この密閉された環境の中、ずっと息をして、会話をするため、湿気と熱が一緒に閉じ込められてしまうということです。 そのため、マスクの中は当然、温度と湿度が高くなってしまいます。 ソウル大学のある論文では、皮脂の分泌は、肌タイプや季節によって違うと報告されました。
顎の皮脂は、額と鼻の皮脂より分布が少ないですが、頬より高く、春~冬の季節の中では、夏が最も皮脂の分泌が高いことが分かりました。
つまり、密閉力の良いマスクを長時間使うと、マスク内部の温度や湿度が上昇し、皮脂の分泌が促進されてしまいます。 簡単に言うと、マスクの中だけが夏と同じ状態になってしまうということです。
ここで注目すべきは、夏はアレルギー接触皮膚炎の発症頻度が高いということです。 すなわち、肌のバリアがダメージを受けやすくなってしまいます。
まるで、夏のようなマスクの中。 マスクの中の肌は、このような環境にさらされ続け、トラブルが発生しやすくなるのです。
マスク 肌トラブルの種類
マスクによる皮膚疾患のために病院に来られる方のケースは、以下のとおりです。 1.ニキビ(最も多い)
2.皮膚炎
3.アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎
4. アレルギー接触皮膚炎、刺激接触皮膚炎
マスクによる肌トラブルを解決する方法
1番いいのは、使わないことです。 しかし、マスクをしないと建物の中にも入ることができない今のような状況で、マスクをしないなんて…現実的でない解決方法ですよねㅜㅜ
そのため、他の解決方法をお教えします。 いずれも、マスクの中の、夏のような環境を解消することがポイントです。
1.マスクの中を換気してあげよう!
もちろん、人が多いところではマスクをちゃんと着用してくださいね。 しかし、閑静な沿道など、人が少なく換気のよい場所では、マスクを外して中を換気してください。
短くても3~4分、できれば10分程度換気すると、マスク内の湿度と温度の上昇が解消されます。
2.マスクをしっかり密着して着用しよう!
遮断力が良いマスクを着用する方は多いですが、このマスクをきちんと密着させて着用している方は本当に少ないです。 ここで、皮膚炎が発生することが多く、マスクが密着していないと、長時間、肌に接触しながら摩擦が起こり、刺激接触皮膚炎が発生します。
3.化粧品の使用本数を減らそう!
メイクはなるべくしない方が良いです。 しかし、仕事上メイクをするという方も多いと思います。 その場合、基礎段階からメイクアップまで、全体的な段階をなるべく減らさなければなりません。
では、暑くてジメジメした夏に化粧する時の方法を、思い出してみましょう。 マスクを着用する時もやはり同じです。 保湿段階を減らし、メイクも薄くすることをおすすめします。
もし、乾燥肌で保湿を減らすことに抵抗のある方は、マスクの中の肌、つまり口周辺だけでも保湿を減らしてみてください。 また、保湿をする際は、油分と密閉力の高い製品は避けてください。
4. すでに肌トラブルが始まっている場合、保湿·再生クリームで傷ついた肌バリアを回復しよう!
最近は、ドラッグストアなどでも、保湿剤と再生クリームがよく売られています。 すでに肌トラブルが発生しているのなら、家にいるときに、肌バリアの回復に効く化粧品や軟膏で、しっかり回復させてあげる時間を作ることをおすすめします。
マスク自体による肌トラブルがある?
マスクそのものによって、アレルギー接触皮膚炎が生じる場合もあります。 この場合、先述した方法はあまり役に立たないでしょう。 該当アレルギーの場合、合成樹脂接着剤が原因です。 マスクは不織布で作りますが、不織布を重ねるために、合成樹脂接着剤を使用します。 合成樹脂接着剤は、ホルムアルデヒドと思ってください。 ホルムアルデヒドは、皮膚障害、消化器障害、呼吸器障害、経口障害、眼粘膜障害などを引き起こす要因になると言われる成分です。 もちろん、マスクを作る時には、ホルムアルデヒド試験というものを行います。 ただ、この試験を通過したマスクでも、ホルムアルデヒドに敏感な人は、ごく少量だけでもアレルギーを起こしてしまうのです。
この、ホルムアルデヒドによるアレルギーの解決は簡単で、肌に触れさせなければいいんです! 少し不便だと思いますが、密閉力の良いマスクの中に薄い綿を重ねることで、肌への接触を最小限に抑えると解決できるでしょう。
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