美容大国で知られる韓国内で、チャンネル登録者数12万人を超える韓国の皮膚科専門医キム・ホンソク先生。
今回は、キム・ホンソク先生の人気動画の1つ、”コラーゲンを長持ちさせる方法”についての解説します。
老化の原因
外因性老化の様々な原因
コラーゲンを長持ちさせるには
幹細胞を刺激する化粧品を使う
食べ物からコラーゲン摂取
ビタミンCの摂取
紫外線の遮断
コラーゲンを維持すると、ハリと弾力のある若々しい肌をキープすることができます。
どうすれば、コラーゲンを長持ちさせることができるのか、ぜひ参考にしてください。
コラーゲンを長持ちさせて美肌を維持しよう
コラーゲンには、肌のうるおいを保つ役割があります。
それだけでなく、コラーゲンを構成する成分であるアミノ酸も、肌へ色々な信号を与えるため、実際は多様な良い働きをしてくれています。
化粧品に含まれるコラーゲンが、肌にもたらす主な役割は、角質層側にあるうるおいを保ち、保湿を助けてくれるものだと思ってください。
老化の原因
真皮の中のハリや弾力が減り、コラーゲンも減っていきますが、老化が進む過程で、細胞も老化を起こします。
真皮にある"線維芽細胞(線維芽細胞)"では、コラーゲン、エラスチンといった線維だけでなく、ヒアルロン酸のように、水分を維持するグリコサミノグリカンも生成してくれます。
年をとると、この細胞も機能が落ちていきます。
そのため、年を取った線維芽細胞から生成される物質は、若い頃に比べると、確実に性能が劣るため、クオリティも落ちてしまいます。
老化した皮膚線維芽細胞から生成される成分は減り、クオリティも落ちるため、真皮の中にあるいろんな成分も減少していきます。
老化は、内因性老化以外にも、外部的な要因で内因性老化を促進する場合があります。
外因性老化の様々な原因
外因性老化の、最も代表的なものが”紫外線”です。
紫外線は、肌に直接影響を与えて、様々な活性酸素を作り出し、その活性酸素が肌にダメージを与えるとともに、真皮にあるコラーゲンを破壊したり、エラスチンに問題を起こしたり、内因性老化を加速化させる要因になり得ます。
外因性老化を起こす、最も代表的なものが紫外線、タバコ、大気汚染、PM2.5で、食べ物も外因性老化の要因になります。
コラーゲンを長持ちさせるには
コラーゲンが作られる速度と、分解される速度が、年齢とともに落ち始め、様々な要因による刺激で、破壊されるスピードが速くなるため、結果的にコラーゲンは減っていきます。 老化が進むにつれて、コラーゲン、エラスチン、グリコサミノグリカンといった成分が全体的に減り、ハリや弾力が徐々に落ちて、肌が薄くなり、水分保持能力が不足するため、乾燥して見え、小じわができるだけでなく、ひどい場合は、深いシワができてしまいます。
コラーゲンはどのように管理すれば、年を取っても本来のように維持できるのか?
ポイントは2つです。
コラーゲンの生成を増やすこと
コラーゲンが破壊される要因を減らすこと
このポイントをもとに、詳しい方法についてご紹介します。
幹細胞を刺激する化粧品を使う
化粧品成分や医薬品などの成分を見ると、幹細胞培養液や成長因子を多く使われています。 幹細胞は、多様な細胞に分化したり、絶えず自分と同じ細胞を作り出す工場のような役割を果たします。 幹細胞培養液には、幹細胞を刺激する成分や、幹細胞から作られる物質が多く含まれています。 培養液の中の成分を、皮膚に塗ったり、細胞に入れると、その細胞の性状がかなり良くなります。 刺激がなく、弱っている状態の細胞に、とても良い刺激が与えられ、細胞の活性化を促すような概念です。 こうしたものに影響を与えるのが"成長因子"または"ペプチド"です。
成長因子には、ある特別な信号を伝えてコラーゲンを生成させたり、肌バリアの崩壊を回復させたり、角質細胞を分化させる信号を出す、ペプチドや成長因子が存在します。 このような信号を与えるペプチドは、コラーゲンがたくさん生成できるように、合図を出してくれるのです。 比較的分子量が小さく、塗っても実際に浸透する量はかなり少ないですが、信号は細胞に刺激を与え続けるため、 少ない量でも、十分にコラーゲンへ合図を与えることができるという報告もあります。 最近は、エクソソームといって、 幹細胞の中から出てくる、良い物質を利用して作られた製品が多いです。
食べ物からコラーゲン摂取
コラーゲン生成には、食べて摂取する方法もあります。 食べるコラーゲンはたくさん発売されていますが、食べるコラーゲンというのは、実際に本当にコラーゲンなのでしょうか? これはNOです。違います。
食べ物にも、コラーゲンが多く含まれていますが、実際にコラーゲンを作り出す代表的な主成分はGlycine-X-Yです。 Xは主にプロリン、 Yにはヒドロキシプロリンで構成されていて、基本的には、この配列が繰り返される構造になっています。
XとYは別のアミノ酸に置き換えることもできます。 つまり、食べるコラーゲンには、コラーゲンが合成される時に必要なアミノ酸が含まれているのです。 コラーゲン合成の時に必要なアミノ酸を摂取することで、コラーゲン合成がより簡単になります。 そして、コラーゲンを摂取したからといって、コラーゲンがそのまま吸収されるわけではありません。
コラーゲンや高濃縮アミノ酸を食べると、一度体内で分解され、アミノ酸として腸から吸収され、コラーゲンを作る原料として使用されるため、きちんと効果を得られるという様々な論文が出ています。
ビタミンCの摂取
ビタミンCも摂取するといいでしょう。 ビタミンCを摂取するとき、塗る手段と食べる手段の2つがあります。
両方重要ですが、コラーゲンの合成においては、食べるという手段で摂取するビタミンCが大切です。 コラーゲンの構造を見ると、アミノ酸の繊維が3つが絡まっている形態で、1つの大きなまとまりを構成しています。 絡まりながら、コラーゲンが作られるこの過程で必要な補酵素が”ビタミンC”です。
ビタミンCは、コラーゲンが作られる過程で、重要な歯車のような役割を果たします。 その歯車がはずれていると、生成が思うように進まない状況になります。 そのため、コラーゲン合成には、アミノ酸を飲むだけでなく、ビタミンC摂取も非常に重要です。
一緒に服用することをおすすめします。 それから、ビタミンCは、私たちの体にとても重要な、抗酸化剤の役割もします。 紫外線からダメージを受けたとき、コラーゲンが破壊される要因の1つが"酸化反応"です。 この酸化反応を、ビタミンCが抑制すると、紫外線のような、外因性老化刺激による酸化反応で起きる、コラーゲンの破壊過程を減らすことができます。 ビタミンCは、コラーゲンの生成と、破壊の防止、両方を助ける重要な要素です。
ビタミンCで重要なのが”摂取量”です。 推奨量とは、全ての人が服用すると仮定したときに、問題の起きない最小用量のことです。 コラーゲンをたくさん生成するための目的で、ビタミンCを飲むなら、それに見合った十分な量が必要です。 そのため、通常1日500mg程度が推奨量だとすると、実際には1日に3000mg以上を服用することをおすすめします。 しかし、ビタミンCを3,000mgをいきなり飲むと、胃腸障害や胸焼け、または下痢のような症状が出ることがあるため、 少しずつ増量しながら体に慣れさせるようにしましょう。
紫外線の遮断
最後に、コラーゲンの破壊を妨げるために”日焼け止め”をしましょう。
紫外線には、UVBとUVAがあります。
UVBは波長が短いため、角質細胞とメラニンによってほとんどカットされ、UVAは肌の奥深くまで浸透します。 UVAは、とても弱い紫外線ですが、室内紫外線と呼ばれるほど、室内にいても浴びる頻度の多い紫外線です。 直接的なダメージを、たくさん与えるわけではありませんが、コラーゲンを絶え間なく破壊する原因になるため、紫外線の中でも気を付けるべきなのがUVAです。
紫外線は酵素に影響を与え、酸化反応を起こします。
通常は、コラーゲンの生成と分解のバランスが取れているんですが、紫外線が肌の中に入ると活性酸素が高まるだけでなく、コラーゲンを分解するMMP酵素が活性化されます。 MMP酵素が活性化すると、コラーゲンがどんどん破壊される現象が生じます。 コラーゲンの分解を抑え、酸化反応を減らしてくれるのが 日焼け止めです。
また、紫外線を遮断する過程で重要なのが、塗る抗酸化剤です。 日焼け止めを利用しても、防げなかった日焼けは、肌の中に入ってきます。 抗酸化剤は、紫外線が引き起こす酸化反応を抑制し、ダメージを減らす役割もしてくれるため、日焼け止めとともに抗酸化剤を塗ることも、重要です。
この2つの機能が1つになっている製品もたくさん発売されています。
コラーゲンを維持していつまでも若々しいお肌を
もちろん、管理ができていなかったり、既に深いしわになっていたりする場合は、自己管理だけでは足りないため、ボトックスやフィラー、スキンブースター、ウルセラ®、サマージ®など、コラーゲンを生成するための様々な施術を並行したりもします。 今回紹介したコラーゲンの維持方法を実践しながら、すでに老化症状がある場合は、適切な施術を並行することも1つの手段です。
皮膚科専門医キム・ホンソク先生の
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